【Marche de Picnic & Camp】第5回セントルマルシェを開催しました【inトムミルクファーム】

広島県央商工会が一昨年から取り組んでいる「県央プロバンス計画」。豊栄、福富、河内という3つの町の事業者が集まり、県央に実際足を運んでもらって雰囲気を楽しんでもらう「セントルマルシェ」というイベントをきっかけにスタートしました。

赤瓦と漆喰のコントラスト、豊かな山並み、自然と折り合いをつけながら山野草を使いこなす丁寧な暮らしぶり。県央が南フランスのプロバンス地方との共通点が多いということから、プロバンスにちなんだおしゃれなイベントを展開しています。

4月21日には東広島市豊栄町の牧場「トムミルクファーム」にて、「第5回セントルマルシェ~Marche de Picnic & Camp セントルマルシェでピクニック&キャンプ~」を開催。過去最高となる約3,500人が会場を訪れました。

おしゃれキャンパーのこだわりキャンプ飯も

セントルマルシェのコンセプトは、心と体と大地に優しいマルシェ。

なるべく大地に帰らない素材は使わず、手仕事が光る雑貨や、地域で採れた旬の食材をたっぷり使ったメニューを提供しています。プロバンスにちなんだメニューはもちろん、この地域で昔から愛されてきたおもちや押し寿司といった、素朴な和のメニューも並びます。

今回は前日からキャンパーを招いて牧場に宿泊してもらい、特設したおしゃれなキャンプサイトで、こだわりのキャンプ飯をご提供しました。プロバンス風の家庭料理を提供するレストランも出店。香ばしいかおりと賑やかな会話、ゆったりとした音楽、そして笑顔があふれる会場となりました。

木のカトラリーケースやフォトフレーム、ステンシルバッグ、ラベンダーサシェ、こけ玉、虫よけスプレーなど、自分自身で雑貨を作ることのできるワークショップメニューも充実。ドローン体験やバームクーヘン焼き体験、バター作り、ふれあい動物園など、牧場ならではの広さや生き物との触れ合いを生かした体験メニューも好評でした。

素敵ショップコンテスト!優勝は?

今回は初の取り組みとして、「素敵ショップコンテスト」の投票を行いました。来場者と出店者のそれぞれが会場の店舗を見て、接客や商品、ワークショップなどの印象をもとに各店舗に投票。得票数でショップに順位をつける取り組みです。

第3位を受賞したのは、河内町の「こうち寄りん菜屋」。山菜パエリアや柿茶、おもちなど、伝統的な和のメニューに洋のエッセンスをプラスしたメニューが人気を集めました。

第2位、第1位はなんと同数! 豊栄町からジビエソーセージ焼きそばやポトフ、牛の丸焼きなどを出品した「シバザクラの民」、および同じく豊栄町のパン屋「リュラルブーランジェ」が同時受賞となりました。

シバザクラの民は常設店舗がありませんが、リュラルブーランジェではふんわり優しい食感が特徴のパンを、いつでも購入することができます。こうち寄りん菜屋でも地元で採れた新鮮野菜や地域の特産品、それらをたっぷり使った食堂メニューを普段からご提供しています。

県央では現在、畦畔(けいはん)の法面(のりめん)に植えられた芝桜が花盛り。セントルマルシェの余韻を味わいに、少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

第6回もお楽しみに!

セントルマルシェに関わる事業者では現在、デザインを統一したブランド商品の開発や、空き家を改装した古民家を拠点として活用するなど、さまざまな取り組みを進めています。次回の「セントルマルシェ」の開催地はどこになるでしょうか? 今後も「県央プロバンス計画」に、どうぞご期待ください!