【第2回】試食会を開催しました【Bon appetit ! Kenoh !! 2020】


広島県央商工会は1月21日、「Bon appetit ! Kenoh !! 2020(ボナペティ県央2020)」と題した新食材の試食会を開きました。昨年度に引き続き、2回目となる開催です。

この試食会は県央3町(豊栄、福富、河内)で取り組んでいる「県央プロバンス計画」の一環で、地域食材を使った加工品を提供。昨年度に引き続き、地域の拠点として活用するために改装した豊栄町乃美地区にある築80年以上の古民家を会場として利用しました。

会場の一角には、セントルマルシェブランドの商品を集めて紹介するコーナーも設けられました。それらの商談はもちろん、商品のブラッシュアップも目的として食品バイヤーや飲食店関係者などを招き開催しました。

「県央プロバンス」の魅力を発信

赤瓦の家並みや豊かな緑の景色、ハーブのように山野草を使いこなす自然と調和した暮らしぶり……県央プロバンス計画は、県央3町と南フランスのプロバンス地方との共通点に着目した取り組みです。

プロバンスをテーマにしたイベント「セントルマルシェ」の開催を中心に、デザインを統一したセントルマルシェブランド商品の開発、広島三越は東急ハンズ広島店といったデパートへの出店など、多様な角度で県央エリアの魅力を発信しています。

特色ある商品が勢揃い

この日提供されたメニューは、9つの事業者が生産する18の商品。ジビエのシカ肉を使ったトムミルクファームの「ホエースープカレー」、東広島市内で生産量の多い白ネギの新たな食べ方を提案するなかま農園の「青パテ」、子供でも飲みやすいOKファームの「OKゴボウ茶」、お湯を注ぐだけで本格的な味が楽しめる門藤農園の「味噌玉」など、いずれも特色ある商品が揃いました。

それぞれの事業者が生産に対するこだわりや商品の特徴などをアピールする中、各社から参加したバイヤーたちがそれらを慎重に吟味しながら口に運びます。参加者アンケートにはいずれも、味や価格、パッケージなどに対する多角的な評価が詳細に書かれていました。

今後の展開に期待

参加したバイヤーの一人である生協ひろしまの宅配運営グループの林佳代さんは、「地域で採れた素朴な食材が、メニューやパッケージを工夫することで、楽しくお買い物できるおしゃれな商品に仕上がっていました」とセントルマルシェブランドを評価。「単価が高めなので普段使いには難しそうですが、季節ごとの贈答品としてなら提案できるかもしれません」と話していました。

試食会終了後、個別の生産者とさっそく商談を交わすバイヤーの姿も見られました。

これらの商品は、広島三越地下1階のセントルマルシェコーナー(2月24日まで)にて取り扱っております。どうぞお気軽にお立ち寄りください。