【新発売】うま味たっぷり!焙煎しいたけ醤油について聞きました【株式会社さきしま】

東広島市豊栄町にある「さきしま農園」では、山から流れてきたきれいな水をたっぷり使い、じっくりと時間をかけてシイタケを原木栽培しています。さきしま農園を運営する「株式会社さきしま」はこの度、その原木シイタケを使った新商品の「焙煎しいたけ醤油」を発売しました。

「商品の構想は2~3年前からできていた」と話すのは、代表取締役の近成一志さん。商品化までの道のりや、この商品ならではの魅力をお聞きしました。

うま味たっぷり!焙煎しいたけ醤油

近成社長

代表取締役の近成一志さん。新商品「焙煎しいたけ醤油」は1本540円(税込)。

【リポーター】 近成さん、今日はよろしくお願いします。さっそくですが、こちらの新商品の特徴は?

【近成さん】 よろしくお願いします。この商品の特徴は、なんといっても焙煎シイタケのうま味ですね。

通常の醤油に比べ塩分を30%カットしていますが、出汁のおかげで味が薄いという印象はないと思います。少しかけすぎてもあまり塩辛くなりません。かけ醤油としてテーブルに常備していただき、薄味の漬物や豆腐などにかけて召し上がっていただきたいです。

これからの季節だとお餅にも合いますし、オリーブオイルやレモンと合わせてカルパッチョを作っても美味しいんですよ。

【リポーター】 なるほどー。聞いているだけでお腹が減ってきますね! さきしまの代表的な商品といえば、ティーバッグ式の万能和風だしの素「鰹ふりだし」ですよね。やはり今回の商品にも、その技術が生かされているんでしょうか?

【近成さん】 はい。「鰹ふりだし」は豊栄町で栽培した原木シイタケを中心に、北海道産の昆布や焼津産の枯れ鯖節、煮干しうるめ鰯、鰹本枯節・荒節などの風味原料をブレンドした商品です。加工の際はシイタケを焙煎して粉末状にして使っているのですが、今回の醤油にもその粉末を使いました。カツオ節やアジ節、サバ節なども使っています。

構想から商品化までの道のり

【リポーター】 「シイタケを醤油に使おう」と思われたことには、何かきっかけが?

【近成さん】 実は2~3年前に商談会で、醤油を自家醸造されている「ユーメン醤油」という蔵元とお知り合いになりまして。「シイタケを使った醤油を考えている」とお聞きして、面白いと思ったので何度か原料をお送りしたんです。でもなかなか納得のいく商品ができなかったらしく、そのままになっていました。

今回は卵かけごはん用の醤油として広島県央商工会の会員事業者さんにニーズがあることがわかり、販路が確保できる目途が立ったため、開発に取り組みました。ユーメン醤油さんにもご相談し、自社主導で商品化を進めました。

【リポーター】 お醤油の自家醸造って珍しいんですか?

【近成さん】 そうなんですよ。醤油メーカーは一般的に、大手の醸造会社から「生醤油(きじょうゆ:発酵後加熱して微生物の働きを止めた醤油)」を購入し、加工します。広島県で自社醸造している蔵元は2~3社しかありません。どうせならこだわりをもって商品を作っている会社と一緒に作りたいなと思ったので、ご依頼しました。

メーカーに出向いたり自社内で食べ比べたり、広島県央商工会に集まったりと、5回くらいは試食会を行ったでしょうか。味の調整を繰り返し、卵や素材のうま味をよりしっかりと感じられるものができました。他社の商品と食べ比べても、はっきりと違いがわかるんですよ。

求められるものだけを商品に

【リポーター】 自信の持てる商品に仕上がったということですね! 商品開発で一番大切にしていることは何でしょう?

【近成さん】 なんといっても販路の確保です。「売れる=お客様に求められる商品」だと確信できなければ、商品化できません。今回も開発前に、自社のギフトと卵かけごはん用の販売で販売数量の目途が立ったため、商品化に踏み切りました。

実は商品開発自体は、それほど難しいことではないんです。テーマを決めてこだわりの素材をうまく組み合わせれば、必ず美味しいものはできるはずです。口に入るものなので、もちろん安全性も大切にしています。

売れるものにするには販売店様にとって売りやすく、消費者の方にとって使いやすい商品にしなければなりません。「これはギフト用」「これは普段使い」など、商品を使っていただくシーンをしっかりとイメージし、内容量やデザインを決定します。お求めやすく、自社の経営に負担がかからない価格設定も大切です。

複数のデザイン案からセレクト

複数のデザイン案から選んでパッケージを決定。いくつかを組み合わせることも。

【リポーター】 販路から逆算して商品を開発するわけですね。目からウロコです! 現在企画中の商品もありますか?

【近成さん】 実は新しく「広島かきレモン出汁」という商品を開発中です。シイタケはもちろん、レモンや牡蠣、イリコなど広島県産の食材にこだわった出汁になる予定です。

出汁は基本的に和食に使いますが、あえてフレンチレストラン「Shimalabo(シマラボ)」のシェフ・島村光徳氏に監修を依頼しました。東広島市が主導する「東広島の食 つくり手とつかい手プロジェクト」にも参加し、そのアンケートも商品開発に反映させています。

「鰹ふりだし」は塩分も加えており、お湯を加えるだけで美味しくお飲みいただけます。一方この商品は風味原料だけをブレンドしており、お塩や醤油、味噌などでお好みの濃さに整えて使っていただける商品になる予定です。

【リポーター】 個人的に牡蠣もレモンも大好きなので、新商品楽しみです! よりお料理を楽しんでいただける商品になりそうですね。

【近成さん】 はい。ただ、これまでの鰹ふりだしのように店頭で単にお湯を入れたものを試飲してもらえないので、お味噌汁を作るなどの工夫が必要だなと。お土産として手に取っていただきやすいよう、デザインも工夫しています。

【リポーター】 これがデザイン案ですか? へー! かわいい! 確かにお土産として人に渡したくなるデザインですね(※現時点では未公開)。

【近成さん】 でしょう? 新商品が入るとギフトのラインナップが広がり、既存のお客様にも喜んでいただけますし、注目が集まることでお客様が増えることもあります。ただまだ販路の目途がついていないので、没になる可能性もあるんですが。

【リポーター】 ここまでしてても没になる可能性があるんですか!? 徹底されてますねえ。最後に、「焙煎しいたけ醤油が欲しい!」と思ったらどちらで購入できるか教えてください。

【近成さん】 当面は東広島市西条町にある当社の直売店のみで取り扱います。来年のお中元以降に、ギフトセットにも取り入れる予定です。

ブールバール通りに面する直売店

ブールバール通りに面する直売店

店頭には商品がずらり

直売店の店頭には原木シイタケを使った商品がずらり

【リポーター】 地元ならではの食材を使った商品なので、ギフトに使っても喜ばれそうですね。近成さん、今日はお時間いただきありがとうございました。

【近成さん】 ありがとうございました。

お求めは直売店で!

リポーターもさっそく購入し、自宅で卵かけごはんに使用。卵の甘みが普段よりはっきりと感じられ、美味しくいただけました。もうすぐお正月なので、お餅につけて食べるのも楽しみです♪

新商品の「焙煎しいたけ醤油」は、さきしまの直売店で限定販売されています(2020年11月末現在)。新商品の美味しさを、ぜひご自分の舌でお確かめください。