【綿花で栄えた豊栄町復活へ】豊栄アルチザンにご協力ください

Contact

皆さんは昔、豊栄町で綿花が栽培されていたことをご存じですか?
県央地域(豊栄町、福富町、河内町)の有志が立ち上げた「合同会社CONTACT」では現在、そんな時代の名残を活かし、豊栄町を新たにものづくりの町として発信するためにクラウドファンディングに取り組んでいます。

【クラウドファンディング R375の豪農の古民家を再生し、200年前の綿花産業を復活させる!】

目標金額:300万円
寄付額:3000円~
詳細・寄付:https://camp-fire.jp/projects/view/507200

このクラウドファンディングが目指すもの

今回のクラウドファンディングのテーマは「ものづくりの街へ 豊栄アルチザン」。

アルチザンとは職人を指す言葉で、国道375号線のすぐそばにある築120年の古民家とその納屋を、町のシンボル的な役割の工房として再生させることを目的としています。対象の古民家は豪農であったことをうかがわせる広い家屋で、タカオキ邸といいます。

納屋工房(仮称)の1階を3つの工房とし、2階はワークショップスペースに改装。同時進行で綿花を栽培し、それに必要な資材や機材の手配、綿花を紡いだり染めたりするための道具の購入などにクラウドファンディングで集めた資金を充てます。

いずれは鉄作家や木工作家、染色家といった職人を集め、ものづくりの拠点として定着を図る予定です。母屋も改装し、ショップやレストランの誘致を図ります。

なぜ工房を目指すのか

1つ目の理由は、県央地域(豊栄町、福富町、河内町)にここ数年で、木工作家や陶芸家、漆芸家、画家など、クリエイターの移住が進みつつあることです。今回の取り組みには、そうしたクリエイターたちの拠点を作り、ものづくりの町としてさらに発展していきたいという願いがこもっています。

2つ目の理由は、この町の歴史。豊栄町には茅葺の上にトタンを被せた、昔ながらの大屋根の民家が今も数多く残っています。それらの中を整理すると、綿花を紡いで糸にする糸車や、その糸を布として織るための機織り機がたくさん見つかります。それは、この町で古くから綿花が栽培されてきた証拠に他なりません。

豊栄町は過疎が進みつつあり、数年前からCONTACTのメンバーが空き家の整理や再生に携わる機会が増えてきました。古民家から出てくる道具を見ると、養蚕(カイコという昆虫を育てて繭から絹糸を採ること)も盛んだったようです。

晴天が多く降雨量が少ない賀茂台地は、水分をあまり必要としない綿花の栽培に適していたためでしょう。豊栄産の繊維製品は西国街道を通り、西日本に広く流通していました。ものづくりに携わる人が増えることで、その頃の自然と調和した暮らしに一歩でも近づけるのではないかと考えました。

ため池や用水施設が発達した江戸時代中期以降は賀茂台地では米づくりが盛んとなり、現在は穀倉地帯として定着しています。高い標高と冷涼な気候、清涼な水を生かした食味の良い米は、高い評価を得ています。

気になるリターンは?

そもそもクラウドファンディングとは、実現したい夢や希望に必要な資金の出資を、多数の人から募る仕組みです。インターネットを通じて気軽に応援したい取り組みに寄付ができ、多くのクラウドファンディングでは寄付額に応じた一定のお礼(リターン)が用意されています。

今回のクラウドファンディングの寄付額は、1口3000円から100万円まで。

綿花の種や収穫・加工、リース作り、スワッグ作りなどの体験、綿ストール、地元で採れたジビエ肉、農泊施設への宿泊体験など、リターンの種類は多種多様です。

100万円の寄付をすると、工房の命名権(ネーミングライツ)または綿花の生産者になる権利(1年間の住居無料提供、農機具無料レンタル、綿花栽培&家庭菜園用の畑の貸し出しなどを含む)が手に入ります。

「帰ってきたい」と思われる街に

CONTACTは設立以来、フランスのプロバンス地方をお手本にしたイベント「セントルマルシェ」の開催を中心に、商品開発や販路開拓、体験ツアーの実施、古民家空き家活用など多様な地域活性化の取り組みを進めてきました。地元への愛着を深めてもらおうと、近隣の中高生や大学生にもボランティアスタッフとして活動に参加してもらっています。

クラウドファンディングへの取り組みにはもう1つの狙いがあります。ファンドの告知によって、広くこの地域を知ってもらうことです。リターンの体験メニューは、温かな触れ合いを通してこの地域の魅力をより深く感じてもらうきっかけになるはずです。

詳しい内容は下記のリンクからお確かめください。実際の寄付もサイト内で受け付けています。
https://camp-fire.jp/projects/view/507200

古民家の宿に星降る露天風呂を

タカオキ邸と同じエリア内にある1日1組限定の宿泊施設「宙と廷(そらとにわ)」でも、クラウドファンディングに挑戦しています。

宙と廷

【クラウドファンディング 両手に抱えるほどの星!160°の視界、星降る露天風呂を豊栄町の田んぼの中に作る!】

目標金額:200万円
寄付額:5000円~
詳細・寄付:https://camp-fire.jp/projects/view/516370

こちらは満天の星空を満喫しながら入れる露天風呂を庭に作るプロジェクト。宙と廷は、やはり築120年の古民家を改修した宿泊施設です。宿泊者により非日常を味わってもらうため、今回の取り組みを決めました。

「新たな取り組みを応援したい」「豊栄町でものづくりや温泉が楽しんでみたい」と思われた方は、ぜひ詳細ページを確認してみてくださいね。